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ONO's Voice

これからの5年先を見据えて

nms ホールディングスグループでは、ウィズコロナ、アフターコロナを見据え、様々な施策を考え、実行していきます。

HS事業では、リスク抑制の観点から、海外一辺倒ではなく「国内とのバランス」を考えた生産体制、サプライチェーンの在り方に変わってくるものと思われ、機能切り分けの観点からは、製造業のファブレス化も加速すると見ています。
これまで積極的に進めてきた海外展開はこれからも継続していきますが、今後はより国内HS事業の抜本的改革、具体的には営業、採用力の強化をはじめ請負から受託に向けての取り組み等に注力していきます。これは同一労働同一賃金への制度改革を踏まえ、請負・受託による品質生産性向上を図ることで、現場で働く従業員の地位と報酬を増やすことにも寄与するものです。
また、将来を見据え、製造業DXの取り組み、これに資する人材の育成やノウハウを供給する体制を構築し、お客様にとっての新しい時代に必要不可欠なパートナーとしての立ち位置を確立します。

EMS事業は、国内事業体制の再構築を行いました。量産型・開発型双方を併せ持つ製造拠点と、設計・営業・マーケティング機能の融合により、国内EMS事業の経営効率を高め、国内外拠点連携によるワンストップソリューションの質をさらに上げていきます。
また、新たなビジネスモデルとして「シェアリングビジネス」の立ち上げも行っています。
設計、製造、製造サービス、インフラ等、国内外10拠点のノウハウを、お客様のニーズに応じ提供することにより、製造インフラを持たないスタートアップ企業にも、設計開発、実装・精密プレス・プラスチック成型・組み立て・修理業務など、多岐にわたるサービスを展開していきます。
これは日本の製造業が保有している技能伝承にもつながり、アナログからデジタル、さらにAIを取り入れた現場力を構築し、グローバルに戦える体制を整えていくことをめざします。

PS事業は、コロナ禍において新たなニーズが生まれています。感染症対策として今後さらなる需要の拡大が予想される殺菌・滅菌機器市場への高圧電源の投入など、これまで培ったノウハウを存分に活かし、新たな成長をめざします。

2020年度は、感染症拡大による影響がありますが、一方で我々の果たすべき役割やめざすべきビジネスモデルの方向性を、より明確に見定めることができた期となっています。
ここからは高収益企業となるために5年先を見据えた戦略をスピードを上げて具現化し、お客様にとって唯一無二の企業集団となり、大きな飛躍を遂げていく所存です。

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